苗木の選び方と成木になるまでの過程・花芽の剪定方法 - 植木剪定、造園、樹木伐採、草刈り、植栽管理 埼玉県熊谷市 埼玉植木屋本舗

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苗木の選び方と成木になるまでの過程・花芽の剪定方法

投稿日:2024/12/27
成木になるまでの過程と花芽の剪定方法

庭木の植え付けを苗木から始める方も多くいらっしゃるかと思います。

苗木から植える場合は、花や実をつけるまでにある程度の期間を要します。

1〜2年経っても花が咲かないからといっても諦めてしまわないようにお気をつけください。

また、樹木をお手入れしていく上で大事なことが若木から成木になるまでの過程を知っておくことです。

樹木が成長する型を把握することが、今後のお手入れや剪定を行う際にとても役立ちますのでぜひ押さえておいてくださいね。

本記事では、苗木の見極めや成木になるまでの過程、花芽の剪定方法をご紹介いたします。

よい苗木を選ぶ5つのポイント

成木になるまでの過程と花芽の剪定方法

苗木でも良し悪しがあります。

大事なことはよい苗木を選ぶことです。

よい苗木を見分けるポイントはこちらの5つです。

 

①葉が枝の上から下までしっかりついていること

②葉や花になる芽がしっかりついていること

③鉢底から太い根が出ていないこと

④枝や葉に病気の兆候が出ていないこと

⑤枝や葉の茂り具合が鉢の大きさとバランスがよいこと

 

お店に置いてある苗木は根の状態を直接見ることができないかもしれませんが、枝や葉の状態を確認することで、しっかり根が育っているか、根腐れがないか予測することが可能です。

苗木の植え付け方

成木になるまでの過程と花芽の剪定方法

苗木を植え付ける時期は樹木の種類で異なります。

落葉樹と針葉樹は新芽が吹きはじめる3月ごろ、常緑樹は3月下旬〜4月、9〜10月(気温の高い真夏と寒さの厳しい真冬は避ける)です。

 

樹木の種類についてはこちらの記事でご紹介しております。

 

庭木の剪定に大事な「木の種類」と「成長サイクル」を押さえましょう!

【苗木の植え付け手順】

①植え穴は苗木の根鉢の直径2〜2.5倍、深さは1.5〜2倍を目安に掘る

②植え穴に腐葉土を入れて土とよく混ぜる

③苗木の根鉢上面は地面よりも2〜3cm高くようにして植え付ける

④植え付け後、水をたっぷりやり、水が引いたら地面を踏み固めて根鉢と土を密着させる

⑤土が沈んだらそこに土を加える

⑥支柱を立てて麻縄で木に固定する

 

苗木を植え付けた後は、水を一週間おきにたっぷり与え、2〜3回すると根が土に密着して固定されます。

毎日の水やりはかえってよくありませんのでご注意ください。

成木になるまでの過程

成木になるまでの過程と花芽の剪定方法

若木から成木へ成長する型や時期は樹木により異なります。

まず、成長する型には「伸長成長」「肥大成長」があります。

 

伸長成長:上に伸びる成長

肥大成長:横に広がる成長

 

落葉広葉樹は早くに丈が伸びる伸長成長です。

高く伸びてたくさんの光を浴び、光合成が盛んになると、今度は肥大成長して幹が太くなります。

 

常緑樹や針葉樹は2つのパターンがあり、一つは先に伸長成長から始め、ある程度高くなったら肥大成長を始める種類

もう一つは逆のパターンで、先に肥大成長してから、その後に急速に伸長成長を始める種類です。

 

樹木が成長する型を知っておくことは今後の剪定やお手入れの際に知っておきたいポイントです。

伸長成長が活発な樹木はある程度の高さで芯を止める剪定をすることがあります。

樹木が成長する型や性質を把握し、成長をコントロールした剪定が大事です。

 

花芽の種類と剪定方法

成木になるまでの過程と花芽の剪定方法

果樹や花木を剪定する際は枝にできる芽に注意する必要があります。

誤って花芽を切り落としてしまうと花や実がつかなくなってしまうのでご注意ください。

花芽には頂芽(ちょうが)と側芽(そくが)があります。

頂芽は枝の先端にできる芽枝の葉の脇にできるのが側芽です。

頂芽と側芽は決まった位置に芽をつけるため定芽(ていが)といいます。

もう一つ「不定芽(ふていが)」というのもあり、これは定芽につく位置ではない場所につく芽のことです。

不定芽ができるのは、剪定などなにかしらの理由で定芽の成長が止まった時に発生します。

花芽には年内に開花するものと、翌年に開花するものがあります。

それぞれのパターンをご説明いたします。

頂芽型

年内に開花する頂芽は、11〜2月ごろまでに枝を短く強剪定をして株の内部に光が入るようにします。

翌年に開花する頂芽は、開花後、花がらを摘みます。秋〜冬の剪定では徒長枝や樹形を乱す枝を間引きます。

側芽型

年内に開花する側芽は、開花後に剪定を行い、5月以降は切らないようにします。

翌年に開花する側芽は、開花後に剪定を行い、冬は数芽〜10芽くらいを残して切り戻します。

頂芽側芽型

頂芽と側芽の両方を併せ持つのが頂芽側芽型です。

年内に開花する種類は、11〜2月ごろに強剪定を行います。

翌年に開花する種類は、開花後に強剪定を行い、冬はすかし剪定程度で抑えます。

 

庭木のお手入れ方法についてはこちらの記事もぜひご参考にしてください。

 

庭木のお手入れ方法を解説します!

まとめ

苗木から育てるとどんなふうに成長していくか楽しみですよね?

ただ、良好な状態で成長させるには、植え付け方法から成長過程にある剪定などのお手入れがとても重要になってきます。

どうやって手につけていったらいいかわからないとお悩みの方は、ぜひ当店におまかせください。

お庭のどんな小さなお困りごとも最善を尽くしてお手伝いをさせていただきます。

無料で出張見積もりも行っておりますので、お庭のことでお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください!

 

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