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庭木の役割と剪定をする目的を解説

投稿日:2024/10/30 更新日:2024/11/01
庭木の役割と剪定をする目的を解説

お庭づくりをするときにどんな目的で木を選びますか?

庭のイメージにぴったりな色や形をした木を選びたいと思う方もいらっしゃいますし、木漏れ日をつくりたいから高めの木を植えたいという方もいらっしゃるかと思います。

庭木を選ぶときは、なにかしらの目的がありますよね?

庭木には鑑賞だけでなく、いろいろな役割も果たしています。

本記事では、庭木の役割についてと大切な木を管理していくために大切な剪定についてご紹介したいと思います!

庭木の役割とは?

庭木の役割と剪定をする目的を解説

庭木とはなんでしょうか?

庭を彩るためというのが真っ先に思い浮かびますが、そのほかにも庭木には大事な役割があります。

それが実用性です。

庭木には鑑賞と実用性を備えた樹木ということですね。

それでは庭木の役割についてもう少し詳しくご説明いたします。

日よけ

日本の風土は、夏至だと太陽の高度が高く、冬至は低くなります。

現在では設備機器で室内環境を調整しておりますが(照明やエアコンなどがそうですね)、昔は四季折々の特徴をうまく取り込んで生活をしておりました。

庭木もその役割を担っているというのはご存知でしたか?

役割の一つに「日よけ」があります。

夏は強い日差しにさらされ、日が落ちてくる窓から差し込む西日はとても眩しいものです。

日の差し込みを避けたいところに樹木があるとちょっとした日陰もできて落ち着ける場所になります。

3mを超える高木なら木漏れ日ができて癒しのひとときを過ごせますね。

風よけ

生垣には外からの視線を遮る目隠しとしての役割をイメージされますが、そのほかにも防風や防音の役割も実は担っています。

まん丸と生い茂る生垣なら低木でも十分に風よけや音よけができます。

生垣におすすめなのが、キンモクセイやツバキ、ドウダンツヅジなどの木です。

目隠し

今のお家は道路に接しており、外からの視線が入りやすいことから、必ずプライバシーの確保が求められています。

敷地境界線には高さのあるフェンスを設けるなどエクステリアでプライバシーを守るのが一般的ですね。

庭木も外からの視線を遮る目隠しとしての役割があり、1.5〜3mほどの中高木なら1〜2本あれば目隠しとしての役割を果たせます。

近年では生垣よりも自然樹形の木で目隠しするのが人気です!

鑑賞する楽しみ

庭を彩り、四季の変化や花の鑑賞などを楽しめるのも庭木の大事な役割です。

目で楽しむばかりでなく、収穫する楽しみもありますし、花の香りを楽しんだりすることもできます。

カエデやウメ、サクラなど庭に色彩を恵んでくれる木は、開花の時期がいつも待ち遠しいですね!

庭木を剪定する目的

庭木の役割と剪定をする目的を解説

庭木はかぎられたスペースに植えるため、大きく育ってしまうとお手入れが大変で、なにもせずに放っておくと枯れてしまうこともあります。

大事な庭木を管理する基本が剪定です。

ここでは庭木を剪定する目的をご説明します。

目的① 庭木の役割を果たせるため

上記で挙げた「日よけ」「風よけ」「目隠し」「鑑賞」、これらの役割を果たせるようにするためには、剪定をしていかなければなりません。

庭木は日々成長しており、高く横幅に伸びると圧迫感が出てしまいます。

樹形が乱れるだけでなく、花や実がつかず、日よけや風よけ、目隠しといった他の役割も果たせなくなります。

目的② 花や実をつけさせるため

枝が混み合うと光が当たらないため、花や実ができにくくなります

花を咲かせ、実をつけさせるためには、剪定を行なって樹形を保つ必要があります。

とくに小さな庭だと木の大きさも制限があって枝が混みやすくなりますので、なるべく1年に1回は剪定をしましょう。

目的③ 庭の美観を守るため

何年も剪定をしないと枝が重なり合い、樹形が乱れます。

景観が乱れ、調和のとれない庭になってしまうでしょう。

枝が敷地からはみ出てしまうと通行を妨げたり、日陰をつくったりしてご近所にご迷惑をかけてしまいます。

枝が電線にぶつかっていると停電や火災を起こす危険性もありますので、伸びすぎにはご注意ください。

目的④ 木の健康を守るため

枝や葉が生い茂ると内側に光や風が届かなくなります。

そうなると内側のところから徐々に枯れてきてしまったり、病気や害虫に侵されてしまったりします。

とくに暖かくなると害虫や菌が活発になりますので注意が必要です。

針葉樹は葉が枯れた枝を切ってしまうと新しい芽が出ない種類がありますので、枝を枯らしてしまわないように1年に1回は剪定を行いください。

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目的⑤ 新しい枝を伸ばすようにするため

木は成長し、年数の経過で少しずつ古くなってきます。

古くなると色が変化してくるため、剪定を行なって古い枝を取り払い、新しい枝を伸ばすようにします

そうすることで木を若返らせることができます。

太い枝でも古くなっているものは、剪定して新しい枝が伸びるようにしましょう。

まとめ

庭木の役割と剪定をする目的を解説

ここまで庭木の役割や剪定をする目的についてご紹介してきました。

最後にまとめますとこちらのようになります。

【庭木の役割】
・日よけ
・風よけ
・目隠し
・鑑賞する楽しみ

これらの役割を果たすためには、定期的に剪定を行なっている必要があります。

剪定を怠ってしまうと機能を維持できないばかりか、景観の乱れや木の健康を悪くさせてしまう恐れがありますので、必ず1年に1回は剪定を行うことをおすすめします。

当店では剪定作業も承っておりますので、お困りのことがありましたらお気軽にご相談ください!

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