電線に近い・触れている樹木は地絡火災の危険性があります!
「木の枝が電線に引っかかっているけど大丈夫?」
「うちの木の近くに電線が通っているけど接触したらどうなるの?」
このようなお悩みはありませんか?
電線は電気が外に漏れないように被覆されていますが、なにかしらの理由で電気が漏れているとそこに枝が接触した場合に地絡火災やショートを起こして停電を発生させる危険性があります。
電線から外に電気が漏れて大地に接触してしまう現象を「地絡」といいます。
通常は電線の被覆で絶縁されていますが、地絡が起きる原因は多岐に渡り、その原因の一つに樹木の枝葉が引っかかることがあります。
もし、樹木の付近に電線が通っている場合は注意が必要でして、日頃からの樹木のお手入れが大切になってきます。
本記事では樹木による地絡火災についてお話しさせていただきます。
目次
地絡火災とは?

地絡火災とは電線から電気が漏れ、触れている樹木に電気が流れて発生する火災のことです。
電気は電線の導体部に流れますが、なにかしらの理由で電線の被覆部が傷つき、そこに樹木の枝葉などが触れると火災が発生することがあります。
電線の被覆を傷つける原因は樹木の他にも鳥や経年劣化、飛来物など多岐に渡ります。
かならずしも樹木が原因しているわけではありませんが、電線に樹木が触れていると地絡火災を発生させる危険性がありますので、生い茂ったままになっている場合はご注意ください。
とくに樹木の枝葉が生い茂る季節に雨が降っていると発生しやすくなります。
もし地絡火災が発生している場合は、無理に消火を行わずにその場から離れて消防へ119番通報してください。
火災の他に停電が発生するリスクもあります

火災の他に停電が発生するリスクもあります
電気が漏れている電線に樹木が触れると電気の流れを阻害し、ショートする可能性があります。
これによりブレーカーが作動して周囲の住宅や施設が一時的に停電する可能性があります。
また、電話やインターネットなどの回線障害も危惧され、もしトラブルがあった場合、その原因が所有者の管理不備でしたら賠償責任に問われることもあります。
民法では「土地所有者はその土地の管理に注意義務を負う」とあり、法的責任を問われますのでご自宅だけの問題と軽く考えないようにしましょう。
電線に樹木が引っかかる原因

樹木が電線に引っかかるのはこのような原因があります。
・台風などの強風で倒木または枝が折れる
・樹木の成長
・敷地境界を超えた樹木
それでは上記の原因についてご説明します。
台風などの強風で倒木または枝が折れる
台風などの強風によって倒木や枝が折れることで電線に引っかかってしまうことがあります。
とくにお手入れされていない樹木は上へと枝が高く伸びていくため注意が必要です。
また、成長の早い樹木、風に弱い樹木は電線に接触するリスクがあります。
このような特徴は外来種に多いので、該当する樹木がある場合は気をつけておきましょう。
樹木の成長
樹木は穏やかに成長していくと思われるかもしれませんが、意外と気づかないうちに大きくなっているものです。
樹高が3mを超えると一人で手入れすることは難しくなります。
手入れが大変とそのまま放っておくケースが多く見られ、何年も放っておいてしまうと本当に手がつけられなくなるくらいに樹木が生い茂ってしまいます。
住宅密集地では敷地と電線の距離が近いですから、電線に触れるほど大きくなる樹木は定期的に点検と剪定を行いください。
敷地境界を超えた樹木
樹木が電線に触れてしまうのはなにも所有者だけに原因があるわけではありません。
隣接するご近所の樹木が敷地境界を超えて電線に接触するトラブルもあります。
隣接する建物が空き家な場合は、樹木などの植物の手入れが行き届いてないケースがありますのでとくに注意しておきましょう。
越境枝とも呼ばれており、民法上のトラブルに発展することがあります。
ご自身の敷地でない場合は勝手に手をつけるわけにはいきませんので、自治体や電力会社に相談してください。
地絡火災や停電など電線のトラブルを防ぐ対策

地絡火災や停電などの電線に接触するトラブルを防ぐには、日頃から樹木のお手入れをすることが大切です。
樹木には生育サイクルがありますので、年に1~2回を目安に定期的な剪定を実施ください。
日本では毎年台風に見舞われます。
台風シーズンは7月~10月にかけてなので、この時期がくる前に樹木の状態を確認しておきましょう。
また、3月頃も風の吹き込み(春一番)が強くなる時期です。
春雨前線の影響で雨が続く日も増えますので、この時期も注意しておきましょう。
まとめ|植栽管理全般、埼玉植木屋本舗におまかせください!

ここまで地絡火災についてお話しさせていただきました。
手入れをせずに樹木を生い茂らせてしまうのは、地絡火災を発生させる原因の一つです。
とくに電線が樹木の近くを通る場合は、接触してしまわないように定期的に剪定を行いください。
埼玉植木屋本舗では剪定などの植栽管理全般を承らせていただいております。
庭木一本から対応しており、出張見積もりは無料です。
お客様の将来のことも見据えて最適な方法をご提案させていただきますので、お庭のことでなにかお困りごとがございましたらお気軽にご相談ください。
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