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植物を育てる環境づくりのポイントを解説します!

投稿日:2024/06/29 更新日:2024/06/30
植物を育てる環境づくりのポイントを解説します!

植物を育てていくには、その植物を育てる環境づくりがとても大切です。

本日は植物を育てる環境づくりのポイントを解説していきます!

植物が育つ仕組み

植物を育てる環境づくりのポイントを解説します!

植物の生育に大事なのが水と養分です。
日中は大気中の二酸化炭素を取り入れて太陽エネルギーと根から吸収した水分を利用して光合成を行い、炭水化物という養分をつくります。

それと同時に土からは窒素(N)、リン酸(P)、カリ(K)、カルシウム(Ca)などの養分もエネルギーに変えていきます。
夜は酸素を取り入れ、不要になった二酸化炭素を排出しながら成長します。

植物を上手に育てる条件はこの3つ

植物を上手に育てる条件は「温度と湿度」「光」「風」の3つです。
一つずつ解説していきますね!

温度と湿度
【温度】 【湿度】
35℃
熱帯、亜熱帯地域が原産の植物の限界最高温度30℃
湿帯、亜寒帯地域が原産地の植物の限界最高温度

25〜15℃
多くの植物の適温

10℃
耐寒性の低い植物の最低温度

0℃
耐寒性植物でも生育が止まる温度

100〜80%
熱帯雨林と同じ状態で、多湿を好む植物60〜40%
日当たりの良い一般的な環境

30〜10%
乾燥気候の植物に適した環境

植物の種類が多種多様あるように育つ環境も原産地に合わせることが大切です。
適していない温度の中で育てると花や葉の生育が弱くなり、養分や水分の吸収が難しくなって枯れてしまいます。
また、温度の急上昇は葉の素焼けを起こし、温度の急低下は凍結の原因になります。

湿度は温度ほど影響ありませんが、それでも多湿・過湿は根腐れ乾燥は葉や花がしおれる原因です。
また、湿気が多いと病害虫の発生を高める要因となりますので注意しましょう。

日光は植物が育つために大事なポイント。
ただし、植物によっては直射日光を十分に当てなければいけないものや反日陰程度で良いものもあります。
植物に適した日照環境を整えるようにしましょう。

・日当たりが良い:植物の周囲に日光を遮るものがなく、午前中から午後を通して日光が降り注ぐ環境

・半日陰:明るい日陰が目安です。半日近く日が当たる状態で、木漏れ日が当たる葉の多い樹木の根元などの環境

・日陰:周囲の建物などで日がささない、もしくは木漏れ日も半日しか日が当たらない環境

次に風通しです。
植物を育てるには風通しを良くすることがポイント

風通しがいいと空気の流れができ、葉からの蒸散が盛んになります。
そうなることで根からの養分吸収が行われ、生育が良くなります。
さらに酸素や二酸化炭素を供給して光合成の働きや酸素呼吸を助けることにも繋がります。

反対に風通しが悪くなると空気の流れが滞り、蒸散などこれらの機能が低下して植物の生育に支障を与えます
葉と葉の間が蒸れやすくなり、病害虫も発生しやすくなる原因をつくります。

植物を育てる場所

植物を育てる場所は大きく分けると「庭」「ベランダ」「室内」の3つです。
前述したように植物には適した環境がありますので、育てる場所も植物の環境に適してあげることが大切です。

庭で育てる場合

植物を育てる環境づくりのポイントを解説します!

庭で育てる場合は周りの建物との位置関係や方角を気にしておきましょう。
各方角ではこのような植物が適しています。

・北向き:日陰や半日陰でも育つ植物

・東向き:ほとんどの植物に適しています

・南向き:東向きと同様にほとんどの植物に適していますが、夏の高温と多湿には注意が必要

・西向き:夏の強い西陽に注意しつつ、半日陰でも育つ植物

ベランダで育てる場合

植物を育てる環境づくりのポイントを解説します!

ベランダで育てる場合は、ベランダの向きや床材の材質などの環境によって植物の育ち方が変わります。
その他にも排水溝やエアコンの室外機の位置などもチェックしておきましょう。

日当たりですが、ベランダの場合は、太陽の位置が高い夏の季節だと手すりの手前だけに日が当たります。
太陽の位置が下がる冬では、今度は壁際の上部まで光が届きます。
風の影響も受けやすい場所なので、乾燥には注意してください。

春:ベランダ床面に広く日が当たり、日差しも強すぎない快適な環境

夏:気温が高くなるため、直射日光や西日、乾燥から植物を守る工夫が必要

秋:床面に広く火が当たり、春と同様の環境。台風が多くなる時期なので強風に備えて安全対策が大事

冬:寒さに弱い植物は部屋に避難させましょう。適度な水やりが必要

室内で育てる場合

植物を育てる環境づくりのポイントを解説します!

日が当たるところでもガラスを透過した日光は直射日光よりも照度が弱くなります
光をたくさん必要とする植物はできるだけ光の当たる場所におきましょう。
時々、植物を外に出して直射日光や風に当てるといいでしょう。

部屋の奥はほとんどの植物が育たない場所です。
もし、ここに置くのなら日中はこまめに移動して日光に当てる必要があります。
部屋の中央は、直接光が届かないところですが、室内の間接光を加えれば多くの植物を育てられます。

まとめ

今回は植物を育てる環境づくりのポイントをご紹介させていただきました。
植物は環境で生育状況が変わります。

植物を育てるポイントは、植物に適した環境に合わせることが大切です。
日当たりや風通しの良さなどを見て、植物を育てる環境を丁寧につくってあげましょう。

 

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