植物の日常の管理と季節に合わせた植物の育て方
大切な植物も特性や季節にあった育て方をしなければ状態を悪くさせてしまいます。
日本は四季がはっきりと分かれていますので、季節ごとの育て方についてポイントを押さえておきましょう。
本日は植物の日常管理や季節に合わせた植物の育て方についてご紹介させていただきます!
目次
植物の日常管理 水やりの基本
草花を大切に育てていくためには、いつもの管理がとても大事です。
水やりは乾いた土の表面にたっぷり与えるのが基本。
頻度は季節ごとに異なり、こちらを目安に行なってください。
・春、秋、冬:午前中に1回
・夏:朝夕の涼しい時間に2回
夏は日中に与えてしまうと熱湯状態になって根を傷めてしまうので、この時間帯は避けてください。
逆に冬の場合は、温度が下がる夜に水を与えると凍ってしまうことがあるのでご注意ください。
また、鉢植えや花壇など植えているところごとにこちらのポイントに気をつけて水やりを行いください。
・鉢植え:寄せ植えの根元は葉や茎を押さえながら水を与える
・花壇:土が抉れないように株間と葉にたっぷり水を与える
・葉水:夕方涼しくなる時間帯に葉全体に勢いよく水をかける
ガーデニングについてはこちらのページもぜひご参考にしてください。
季節に合わせた植物の育て方
梅雨|根腐れや病害虫の発生に注意!
植物にとって雨は恵みですが、梅雨の時期はダメージを受けることもありますのでご注意ください。
植えた場所の水はけが悪い場合、土が加湿気味になり、根腐れを起こしやすくなります。
とくに初夏に起きる傾向にありますので、水はけのよい土を作るために、植え付け前に花壇を掘り起こして腐葉土やパーライトなどの改良用土を土に混ぜてあげましょう。
鉢植えで育てている場合、鉢中で水が滞らないように気をつけてください。
もし、水の染み込みが悪い場合は、すぐに水はけのよい土に替えましょう。
基本用土にはパーライトや川砂、ピートモスなどを多めに配合するのがおすすめです。
また、高温多湿になる梅雨の時期は病害虫にも侵されやすい季節です。
葉や枝が密になっていると病害虫が発生しやすくなりますので、透かして風通しをよくすることが大切です。
鉢の置き場所も風通しがいいところにしましょう。
夏|水やりの頻度に注意しましょう!
日本の夏は高温多湿になりますので、ほとんどの植物に厳しい季節です。
暑さでダメージを与えてしまうため、梅雨が明けたら早めに夏越しの対策をしてください。
夏に気をつけなければならないのが、水やりです。
前述したように、朝は少なく、夕方はたっぷり与えるのがポイント。
朝に多く水を与えてしまうと、土中の水分が熱湯になって逆に悪くしてしまいます。
気温が上がってから水やりするのも株を傷めてしまうため、水やりは早朝に行なっておくのがおすすめです。
植物がしおれた感じになっても夕方に水を与えればすぐに回復します。
肥料ですが、夏バテしている植物に与えると根腐れの原因になりますので、追肥はお避けください。
鉢植えを置く場所にも注意が必要でして、ベランダのように強い日差しの照り返しで高温になりやすいところは、日中だけでも半日陰に移動させておきましょう。
台風|早めに避難させておく!
日本は毎年台風シーズンがあります。
植物にも大きなダメージを与えてしまうので、事前に避難や対策をしておきましょう。
草丈の高いものは支柱を立てて倒れにくくすること。
風の抵抗を減らすために、葉茎は刈り込んでおきましょう。
室内に移動させておくのが理想ですが、もし無理ならワイヤーや紐でフェンスなどに括り付け動かないように固定します。
台風が去った後は、被害を受けていないか植物をチェックしてください。
吹き込んできた落ち葉は病害虫を寄せ付ける原因になりますので、必ずきれいに取り除きましょう。
冬|寒さに弱い植物は避難か保温させる
植物には、寒さに強い植物と寒さに弱い植物があります。
寒さに強い植物は花壇に植えたまま冬越し可能です。
株への負担を少なくさせたい場合は、切り戻しを行い、腐葉土やマルチング資材などで株元を守りましょう。
寒さに弱い植物は10月上旬に掘り上げて、鉢に植え替え北風に当たらないところで春まで管理します。
理想は夜間だけでも室内に移動させるのがいいですが、できない場合はダンボールを被せてカバーするだけでも保温効果があります。
まとめ
ここまで植物の日常管理と季節に合わせた植物の育て方をご紹介してきました。
大切な植物を育てていくためには、正しい育て方をすることが大切です。
植物の特性や季節によって対応が異なりますので、植物の特性を捉え、適切な管理を行いください。
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“mu”