大事な植物のお手入れに!庭木の消毒の必要性と消毒をした方がいい時期
春の季節がやってきてだんだん暖かくなってきましたね!
気持ちがいい陽気になって過ごしやすくなりましたが、植物にとってはしっかり対策をしておかなければいけない時期。
春の時期から害虫や菌が活発に動き出してきますので、消毒を行って大事な植物を守りましょう。
本記事では「庭木の消毒が必要な理由」と「消毒する時期」「使用する薬剤」について解説いたします。
目次
【庭木の消毒は必要?注意しておきたい2つの理由】
庭木のお手入れというと剪定や刈り込み、水やり、肥料の塗布などを思い浮かべるかもしれません。
ですが、こちらも忘れてはいけません。
それが「庭木の消毒」です。
植物も不衛生にしておくと人と同じように免疫力が落ちて病気にかかり、害虫にも食べられてしまいます。
人によってはアレルギー反応を起こしてしまうこともありますので、庭木を大事に育てていくためにもしっかりと管理しておきましょう。
消毒をする主な理由は「害虫の被害から守ること」と「病気から守ること」の2つです。
それでは消毒が必要な2つの理由について具体的にご説明いたします。
【要注意① 害虫の被害を受けてしまう】
冬の時期以外はさまざまな害虫が発生します。
害虫がいると葉を食べ尽くされてしまったり、枝に十分な栄養が行き渡らなくなったりなど、大事な樹木の成長を妨げます。
最悪は樹木が枯れてしまう恐れがあり、非常に甚大な被害をもたらします。
害虫に直接被害を受けるだけでなく、樹木が病気に侵される原因にもなりますので、しっかりと消毒をして対策をしておきましょう。
よく発生する害虫はこちらの種類がいます。
・アブラムシ:発生時期 ほぼ一年中
・カイガラムシ:発生時期 ほぼ一年中
・イラガ:発生時期 4〜10月
・ハダニ:発生時期 5〜11月
・チャドクガ:発生時期 4〜10月
・ケムシ:発生時期 4月〜11月
アブラムシは5mm以内の小さな虫です。
梅雨の時期に多く発生し、樹液を吸汁する害虫。
放っておくと細菌の発生源となり、排泄物がすす病を誘発する可能性があります。
ケムシやイラガは庭木の葉を食べつくしてしまいます。
毒性のある種類もありますので注意しましょう。
基本的に害虫は冬を除いてほとんどの時期で発生します。
樹木の種類や住んでいる地域、環境によっても変わりますので、どんな害虫が発生するのか把握して対策することが大切です。
【要注意② 植物が病気にかかってしまう】
病原菌が発生すると植物が病気に侵されてしまいます。
病原菌は害虫の排泄物などが原因して繁殖するため、害虫の発生を予防することで、病気の元となる病原菌の繁殖を防止できます。
植物が病気にかかってしまうと枯れてしまうので、害虫が発生する時期に合わせて適切に消毒をして大切な樹木を守りましょう。
樹木により病気の種類と発生時期は異なりますが、こちらの病気がよく発生しますので気をつけましょう。
・うどん粉病:発生時期 5〜6月、9〜10月
・すす病:発生時期 5〜10月
・炭疽病(たんそびょう):発生時期 1年中
・もち病:発生時期 5〜6月、9〜10月
樹木が病気にかかってしまわないように、日頃から樹木の状態を観察することが大事です!
【消毒に適した時期はいつ?】
【冬:1〜2月 病原菌や害虫が活発なる前に予防】
冬は害虫が少ない時期ですが、虫の卵がたくさんあるため、この時期から消毒して予防しておくことが大切です。
幼虫が生まれてくる前に消毒することで、春時期の虫や菌の発生を予防できます。
【春:3〜5月 予防後、発生する害虫を殺虫】
気温が高くなると害虫や菌が活発になり始めます。
冬に消毒していてもすべてを予防できるわけではありませんので、春にもう一度消毒を行なって発生した害虫や菌を殺虫する必要があります。
注意が必要なのは、春は新芽が吹く時期ですので、刺激が強い薬剤を散布すると植物の成長に悪影響を及ぼす恐れがあります。
春の時期に薬剤を散布する場合は、植物の種類に合わせて適切な薬剤を選ぶ必要があります。
【夏:7〜9月 害虫が大量発生する時期】
夏から秋にかけては害虫や菌が最も活発になり、こまめな管理が重要です。
樹木が害虫や菌に侵されやすい時期なので、消毒を一回だけで済ませるのではなく、複数回消毒する必要があります。
すでに害虫や病気に侵されてしまっている場合は剪定で対処しましょう。
【薬剤の種類と薬剤の注意点】
薬剤を扱う場合は、しっかりと用途を把握しておくことが大事です。
誤った使い方をすると効果がないばかりか、植物の状態を悪くさせる恐れがあります。
薬剤の種類と用途はこちらのようになっておりますので、ご参考にしてください。
・殺虫剤:害虫駆除や予防。葉を食べられてしまうのを防ぐのに有効
・殺菌剤:害虫予防と病気予防。健康な状態を保つために有効
・殺虫殺菌剤::害虫駆除と病気予防。すでに発生している害虫や菌の処理と病気の予防の両方に有効
薬剤を扱う場合はこちらのことにご注意ください。
・薬剤を吸ったり、触れたりするのを防ぐために手袋やマスクをする
・薬剤は表記に従って希釈する
・殺虫剤は虫に直接散布する
最近では人体への害が少ない薬剤もありますが、散布するときは、薬剤を吸ったり、触れたりするのを防ぐために手袋やマスクを必ずしてください。
また、薬剤は希釈して薄めて使用するのが一般的です。
希釈する量が表記されているはずですので、それに従ってご使用ください。
殺虫剤は予防効果としてあまり期待できません。
殺虫することが用途となっておりますので、散布するときは虫に直接行いください。
【庭木のお手入れなら埼玉植木屋本舗におまかせください!】
庭木の消毒は一度行えば終わりというものではありません。
大事な植物を育てていくためにも消毒などのお手入れは欠かせません。
消毒に使う薬剤の中には人体に害を及ぼすものもあります。
正しく取り扱う必要がありますので、必ず使用方法はご確認ください。
庭木の消毒は当社も承っております。
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